ボードゲーム 2004年




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2004年
皇帝年間ゲーム大賞 「電力会社」 原題:Funkenshlag

 BSW(Win)上でプレイしたのがきっかけで結局ボード版を購入。発電所を競りで入手し、有限な発電資源を購入し、路線が限られている都市に送電線を張り、最終的に最も多くの都市に電気を流した者の勝ち。駆け引き、妨害、マネジメントの3要素がうまい具合にマッチしている。

最終ノミネート 「サンクトペテルスブルグ」 原題:Sankt Petersburg
 ロシアの社交界への影響力を競う。金とVPしかリソースはないのだが、それぞれを変換するカードが、金を稼ぐ職人、VPを稼ぐ建物、双方を稼ぐ貴族という3種類あり、かなりシンプルなルールながらそのリソースマネジメントが非常に悩ましい好ゲーム。一部カードのパワーが突出しており、ランダムで決める初手の手番次第でスタートダッシュが効いてしまうことがあるところさえ除けば、名作の域に入る。

2004年皇帝年間ゲーム大賞 選考過程
[ノミネート作品](プレイして面白いと思ったもの、この中から大賞が選出される)
・電力会社(ボード) 5

・クーハンデル(カード) 5
 競りと握り込みで同種動物カードを集めて点数を競う。銀行が存在しないため、誰かは金持ちであるのがポイント。前半の競売で得たカードを元手に勝負を賭ける後半の握り込みが熱い。得点計算が合計得点×種類というユニークな方法なため、勝利方法が複数あるのもポイント高い。

・EVO(ボード) 5
 太古の地球上で恐竜をいかに繁殖させるかを競う。気候の変動によりバタバタと死滅していく様が爽快。「原始スープ」を簡略化したようなゲームシステムだが、防御側有利な戦闘システムのため、食い合いはかなり少ない。特殊カードの強力さがゲームにアクセントをつけている。

・マンハッタン(ボード) 5
 9都市に高層ビルを建てて、各都市の占有度を争う。手持ちカードの指示に従ってビルを置いていくだけのゲームだが、3ラウンドに戦力を分散するペース配分と、他人のビルの上に重ね置きして所有権を奪う妨害要素が単調なゲームに刺激を与える。得点には都市の占有度の他に最も高いビルにも与えられるので、乗っ取りに更に魅力が。

・プエブロ(ボード) 5
 積み木パズルゲーム。いかに外側から自分の色の積み木を見せないように積むかという難しい制約があるので、置き方にはかなり悩む。プエブロ族の酋長コマが周囲を巡回し、色が見えるとそのプレイヤーに減点。酋長コマの移動マス数は手番プレイヤーが決めるところがミソ。

・ブロックス(ボード) 5
 パズルゲーム。テトリスのようなタイルを各自順番にボードに配置していき、残ったタイルの総サイズ数が小さい人が勝ち。自分のタイルの隅が接するようにしか置けないというルールが絶妙。他人のタイルとはべったり辺を接しても良く、いかに他人のスタート地点の方向に広い面積を確保し、大きなタイルを効率良く置いていくかが焦点。ルールは簡単で勝ち方が難しいという良作の見本。

・サンクトペテルスブルグ(ボード) 5

・ゴア(ボード) 5
 競りゲーム。競り落とした資源で各自収入や造船など数種類の能力を鍛えて国家経営してゆく。どの能力も軽視できないのだが、それでいて平均的に上げていくと点数的に勝利がおぼつかないという実に悩ましい作品。今のところ、探検能力中心に上げて、探検カードの引きで勝つという構図が多く、他の勝ち筋の発見が望まれる。


[その他今年初めてプレイした作品](大賞の選考外)
・Schrille Stille(ボード)
・Cartagena(ボード)
・Showmanager(ボード)
・シャングリラの橋(ボード)
・Alexandros(ボード)
・カエルの王子様(ボード)
・HUGO(ボード)
・Attika(ボード)
・Turf Master(ボード)
・Marco Polo(ボード)
・Nuggets(ボード)
・Hanza(ボード)
・Fist of Dragonstones(カード)
・Algo(カード)
・サンファン(カード)
・King-Lui(カード)
・乗車券(ボード)
・創世記1602(ボード)
・ワードバスケット(カード)
・インダストリア(ボード)
・家系図(カード)
・クレイジーレース(カード)
・ボーナンザ(カード)
・マメじゃないよ!(カード)
・モダン・アート(カード)
・妖精奇譚(カード)
・汝は人狼なりや(カード)
・アイバンホー(カード)
・ラ・チッタ(ボード)
・頭脳絶好調(ボード)



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