ボードゲーム 2009年




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2009年
皇帝年間ゲーム大賞 「ブラス」 原題:Brass

選考理由:
 アクション選択による陣取り経営ゲーム。カードによるアクションを行い石炭、鉄といった資源を売買しながら、運河や鉄道を引いたり海外輸出でVPを稼ぐ。前半と後半に分けたことによる盤面の変化、借金を含めた経営の舵取りの難しさ、そして手札による戦略選択肢の制限が絶妙にからみあう。複数の勝ち方が存在し、プレイヤー間の競合もあるため、繰り返しプレイに耐えうる。


最終ノミネート 「国富論」 原題:Wealth of Nations
選考理由:
 食料、エネルギー、労働力、鉱物、資本という5色のリソースを生産販売し合う経済ゲーム。生産はそれぞれヘクスを違う形に組み合わせたパーツをボードにはめるパズルっぽい陣取り、販売は市場とプレイヤーを両天秤にかけた交渉ゲームと、色々なジャンルが組み合わさった意欲作。それゆえにセットアップが複雑だったりプレイ時間が長かったりというマイナス点が繰り返してプレイするのを阻害する点が、大賞を逃す原因となったが、もしオンライン化されればこれらの欠点はなくなるはず。



2009年皇帝年間ゲーム大賞 選考過程
[ノミネート作品](5点満点評価中5点、この中から大賞が選出される)

ブラス(ボード) 5
 大賞受賞。

エイジオブエンパイア3(ボード) 5
 ワーカー配置と陣取り。バランスの取れた良作だとは思うが、陣取りが苦手なのでやや後退。

マインアウト(ボード) 5
 国産同人ゲームにも関わらず、ドイツゲームと肩を並べて5点評価。鉱夫を雇って金銀銅をざくざく掘るのだが、ミソはタイトルにもなってる鉱山の枯渇時の処理。該当鉱物を一番持ってる者は無条件没収、2位はVP換算されるというジレンマが悩ましい。特殊能力が細かいし多すぎるのが惜しい。

オートモービル(ボード) 5
 自動車製造販売をテーマにしたワーカー配置ゲーム。生産数を決めてディーラーを派遣して販売するが、古い車種を残していてもペナルティ、生産して売れない在庫車が残るとペナルティ、販売実績のなかったディーラーの数だけペナルティ。ペナルティで萎縮して、持てる能力を全て発揮できないゲームはプレイに爽快感がいまひとつないのが残念。

国富論(ボード) 5
 最終ノミネート受賞。


[その他今年初めてプレイした作品](大賞の選考外、数字は5点満点評価)

ティンナーズトレイル(ボード) 4
 競り。アクションによる時間経過で順番を決めるという仕組みが特徴的。これがなかなか上手く出来ており、かつ最初にパスすると次ターンの初手が得られるという駆け引きもあって、好ゲーム。競りが苦手な分、ちょっと減点。

スティールドライバー(ボード) 3
 競り+線路敷設。競ったコストはそのまま鉄道会社の線路敷設資源として蓄えられるので、ケチると自分の首が絞まる。手軽な1830(ボード)という気はするが、ギリギリ良作。

ルアーブル(ボード) 2
 実際にはプレイしてなくて、インストを見学していただけだが、アグリコラ(ボード)同様、多人数ソロに近いと思われる。

マスターオブヴェニス(ボード) 2
 交易ゲーム。プレイアビリティの悪さは過去にプレイしたどの作品をも上回る。

リンク(カード) 1
 見えぬパートナーと以心伝心を競う。かと言って他人にもばれると点数を取られるので、お互いにだけ分かるようにひねりを加える。簡単すぎて退屈だった。

私の世界の見方(カード) 2
 ワードゲーム。親の出すお題に適合した単語を出した人に点が入る。盛り上がりはゲーム自体より、親の司会力に大きく依存する。

ファウナ(ボード) 3
 動物の生息地や体長を当てるクイズ。1回覚えちゃうと台無しな一発ゲーム。まあこのシステムでカードはどんどん自作しろということか。

ダンシングドラゴン(カード) 1
 周囲にバレないようにパートナーに暗号を伝える変わったシステム。しかし場のカードをリアルタイムで交換していくとか、およそいい加減なところがアメリカゲーム。

ディクシット(カード) 1
 親の出すお題に適合した絵を出した人に点が入る。フランス絵画カードは独特の雰囲気ではあるが、まあ女性や子供向けのパーティーゲーム。

クイズいいセン行きまSHOW(カード) 2
 パーティーゲーム。親のお題に対し数字で回答し、大小順に並べて順位が真ん中のプレイヤーに得点、最大と最小はペナルティ。どちらかというとこの面子はどういう回答をしてくるか、という読みが必要。パーティーゲームだが、楽しむには面子同士知り合いである方がよい。

エンデバー(ボード) 3
 陣取り。大航海時代で各種生産能力を並行して上げていくシステムがどこかゴア(ボード)を彷彿とさせる。砲撃で取った陣地が吹っ飛ぶので、気づいたら何もなくなってるひどいゲーム。

アド・アストラ(ボード) 3
 宇宙開発ゲーム。誰かが選択したアクションの効果が全員に適用されるプエルトリコ(ボード)方式。資源の生産、建物の建築、トレードなどの動きはカタン(ボード)に似ている。拡大再生産系のシステムではあるものの、回り始めた頃にはゲームは終わっており、ちょっと不完全燃焼。

ドミニオン(カード) 3
 Magic:The Gathering(カード)の再来と言われる人気カードゲーム。場のカードを購入して自分のデッキに組み入れVPを競う。なかなかよくできてはいるが、基本セットだったせいか、他人との関わりは薄く、多人数ソロプレイっぽい。



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