MTGガッデム大会記 第2回 居城杯

(2000/7/26〜7/27)


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7/26(水)
 二人ではさすがに寂しいので、omasuを加えて3人でドラフト。どうやらNetdrafはバグを内在しているようで、Mercedian Masques、Urza's Destinyの2つは読み込みエラーにより使えないらしい。ガッデム。MMが最新になってる現バージョンでは、Ursa's Legacyが一番新しいセットになるらしい。Mirageもどうやら無理らしいので、UL、US、EXのNetdraft内最新3セットを使用。

 デッキデータを上書きしてしまったので詳細はあまり書けないが、不本意なドラフトであったことは確か。青を使うには判断力が劣っていることは自覚しているのだが、最初のパックでカウンター以外にめぼしいものがないので仕方なくMiscalculation(*1)を取得。その後Ghitu Slinger(*2)を見て赤を主力にと考えた割には、Molten Hydra(*3)を見逃すという失態を犯し、更には試合開始後敵に指摘されるまで気付かなかった、Intervene(*4)が生物カウンターだと思っていたという勘違いにより、まるで話にならないドラフトになる。ガッデム

 このままTuftと第1試合を行う。

対戦成績:
対Tuft戦 赤青
第1戦 ×
 なんと赤青デッキで完全に色がかぶっていることが判明。確かに赤は積極的に取っている奴がいたことは分かっていたが、青までいたとは意外。
 序盤から見逃したMolten Hydra(*3)を出され、その除去ぶりに完全に主導権を握られる。マナが貯まってくると、除去してもすぐに成長されてしまい、全く手に負えない。それでも早期にGhitu Slinger(*2)が出てくれれば話はまた別かもしれないが、引けずにずるずると生物を並べられる。こちらも飛行生物をとにかく展開して、直接Lifeへのダメージはしばらくなかったものの、結局最終的にはHydra大活躍により押し切られる。ガッデム

 3人戦なので、3戦ずつやってる時間の余裕がなく、1戦形式でやることにする。デッキがあまりに悲しい内容なので、3戦もやるのが辛いという事情もあったりするが。
 この後Tuft−omasu戦が行われ、Tuftが勝利して今回の優勝を決める。ビリ決定戦は翌日に持ち越し。

註:カード詳細
*1 Miscalculation UL-C 1U Interrupt
Counter target spell unless its caster pays an additional 2. Cycling 2
 ただの2マナ余計に払えカウンター。1Uというのはカウンターにしては優秀なコストではあるし、Cyclingできることから入れておいて損はないカードではある。が、初手で取るほどの強力なカードでないことは確か。

*2 Ghitu Slinger UL-C 2R Summon Nomad 2/2
Echo. When Ghitu Slinger comes into play, it deals 2 damage to target creature or player.
 登場した時点で2点ダメージを与える、頼もしい生物。単なるダメージ呪文だと割り切れば、Echoコストを払う必要もないので、コスト的には優秀である。ただInstantタイミングではないので、使用用途はおのずと限定され、これがメイン除去となると苦しい。

*3 Molten Hydra UL-R 1R Summon Hydra 1/1
1RR: Put a +1/+1 counter on Molten Hydra. T, Remove all +1/+1 counters from Molten Hydra: Molten Hydra deals 1 damage to target creature or player for each +1/+1 counter removed this way.
 成長するのにTを必要とせず、登場コストも安い継続ダメージ源という、非常にドラフトポイントの高いカード。成長にTが必要だと読み間違えていたために見逃して、敵に取られて痛い目にあうことになる。ガッデム

*4 Intervene UL-C U Interrupt
Counter target spell that targets a creature.
 コストは安いが、カウンターできるのは生物を対象とした呪文のみ。これを生物をカウンターできると読み間違えて、3枚も、それも早い内に取得するという痛恨のミスを犯す。ガッデム。普通に考えれば、余っていたら取ってもいいかなレベルのカードである。


7/27(木)
 昨日のビリ決定戦でomasuと対戦。Tuftと色がかぶった分、一人でのうのうと残った色を取っているはずだが、回っているのをみた限りでは、他の色は強力なカードがそんなになかったように思える。一応生物が序盤から順調に出れば勝利もあるかも、と目論んで戦いに挑む。
対戦成績:
対omasu戦 白緑
第1戦 ×
 序盤、敵のMother of Runes(*1)をカウンターできたのに見逃すという大失態を演じ、更にはOpal Champion(*2)、Defense of the Heart(*3)と言った待ち伏せEnchantに封じられて生物を展開できず、じわじわとLifeを削られる。最後には増えたマナで一気に生物を出す戦略に出るが、Spike Hatcher(*4)にRancor(*5)のついた状態では如何ともし難い。Mobile Fort(*6)で守りきろうにも、Mogg Assassin(*7)に賭けようにも、もはやどうにもならないことを悟って投了。ビリ決定。ガッデム

第2回 居城杯  優勝 Tuft
 ColorTuftomasuTomatoTotal
Tuft赤青○○
omasu白緑×○×
Tomato赤青××××

註:カード詳細
*1 Mother of Runes US-U W Summon Cleric 1/1
T: Target creature you control gains protection from a color of your choice until end of turn.
 白の嫌らしい小型生物。好きな色のprotectionが付くというのは非常に便利で、色付きダメージ、除去呪文、Enchantなどを全て防ぐことができる。T能力なので、一度使わせた上で本命を仕掛けるくらいしかないのが厄介なところ。文面もろくに読まずにカウンターし損ねたことが悔やまれる。ガッデム

*2 Opal Champion UL-C Enchantment
When one of your opponents succesfully casts a creature spell, if Opal Champion is an enchantment, Opal Champion becomes a 3/3 creature with first strike that counts as a Knight.
 待ち伏せEnchant。出てくるのが3/3FirstStrikeということで嫌らしい。優位に立っていれば、3/3程度は大きな問題ではないが、既に生物で押されている状態でこれは厳しい。

*3 Defense of the Heart UL-R 3G Enchantment
During your upkeep, if one of your opponents controls three or more creatures, sacrifice Defense of the Heart, search your library for up to two creature cards, and put those creatures into play. Shuffle your library afterward.
 一種の待ち伏せEnchant。敵が3匹以上の生物を出していると、UpkeepにLibraryから2匹好きな生物を場に出していいという強烈な効果を持つ。2匹好きな生物を探して来られて、しかもいきなり場に出される敵はたまったものではない。待ち伏せEnchantの中でも強力すぎる一品である。

*4 Spike Hatcher EX-R 6G Summon Spike 0/0
Spike Hatcher comes into play with six +1/+1 counters on it. 2, Remove a +1/+1 counter from Spike Hatcher: Put a +1/+1 counter on target creature. 1, Remove a +1/+1 counter from Spike Hatcher: Regenerate Spike Hatcher.
 ExodusのSpikeシリーズの親玉。0/0だが6個の+1/+1カウンターが乗るので実質6/6生物。マナに余裕さえあれば、このカウンターを他生物に乗せ換えたり、カウンターを消費することでRegenerationまでできる。一発で葬るには、黒の除去を使わないと難しい。

*5 Rancor UL-C G Enchant Creature
Enchanted greature gains +2/+0 and trample.When Rancor is put into a graveyard from play, return Rancor to owner's hand.
 ULの戻ってくるEnchant Creatureシリーズの中でも、最も強力と言われる緑版。+2/+0でしかもTrample、生物が死ぬと手に戻る。今回のドラフトでは、Tuftとomasuの二人が初手でこれを取得したらしい。ガッデム

*6 Mobile Fort US-U 4 Artifact Creature 0/6
Mobile Fort counts as a Wall.3: Mobile Fort gets +3/-1 until end of turn and can attack this turn as though it were not a Wall. Play this ability only once each turn.
 壁なのだがマナを払えば攻撃に行けるArtifact Creature。タフネスの高さがブロッカーとして頼もしく、攻撃に行く際も3/5となかなかの性能を見せる。マナに余裕のあるドラフトでは結構ポイントの高い生物である。

*7 Mogg Assassin EX-U 2R Summon Goblin 2/1
T: Flip a coin. If you win the flip, destroy target creature an opponent controls. Otherwise, destroy target creature of that opponent's choice.
 Tするだけで敵生物を除去できる。と言うと聞こえはいいが、Flip Coinに勝ってからの話なので、負けると逆に敵に自分の生物を除去されるというデメリットを考えると普通は使わない。劣勢の時のギャンブルである。




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