MTGガッデム大会記 第4回 居城杯

(2000/7/30〜8/2)

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7/30(日)
 第3回も全敗というひどい成績に終わり、修行を続けるべく同じ面子(Tuft、JIU、omasu)第4回開催。使用セットを各参加者の希望を一つずつ聞き入れて、Urza's Legacy、Ice Age、Visionsに決定。ドラフトミスを後でチェックするため、全て手書きで記録を取ることにする。

 初手はWeatherseed Treefolk(*1)。こんな強烈なものを見たら緑にせざるを得ない。2手目で緑のまともなカードがないため、一応有効と思われるカウンターとしてMiscalculation(*2)を取得。Vigilant Drake(*3)などの青カードを一応取りつつも、メインはやはりWing Snare(*3)、Silk Net(*4)、Yavimaya Scion(*5)など飽くまでも緑にこだわる。ドラフトで力押しできる緑は一番強力な色ではないかと考えているのである。
 IAではDark Banishing(*6)を押さえて黒への誘惑を感じるものの、Illusionary Force(*7)を取ると補助色をどちらにするか、実に決め兼ねる。結局VIで取れてしまったNekrataal(*8)、Pillar Tombs of Aku(*9)と言った強烈なカードに魅せられて(元々黒使いということもあり)結局緑黒に決定。なお主力である緑の他の大型生物としては、Folk of the Pines(*10)、Bull Elephant(*11)、Panther Warriors(*12)など。結果的に使わなかった青を序盤から取っていたのは失敗に見えるが、緑黒で取るべきカードを逃がした訳ではないので、特にドラフトミスはなかったように思える。

 ドラフト後、しばらく青と黒の補助色決めで迷いつつ、緑のダイエットも兼ねてデッキを何度もこねくり回す。遅くなったので試合は後日に。ドラフトの結果とできたデッキを下に記す。

SetUrza's LegacyIce AgeVisions
1Weatherseed TreefolkDark BanishingElven Cache
2MiscalculationIllusionary ForcesBull Elephant
3Vigilant DrakeYavimaya GnatsNekrataal
4Wing SnareFolk of the PinesPanther Warriors
5Yavimaya ScionKjeldoran DeadGiant Caterpillar
6Multani's AcolyteRegenarationPillar Tombs of Aku
7Slow MotionRegenerationCoercion
8Silk NetWall of Pine NeedlesCreeping Mold
9LevitationWooly SpiderSpider Climb
10Harmonic ConvergenceChub ToadsBetrayal
11RepopulateBarbed SextantRemedy
12Weatherseed ElfAdarkar UnicornUktabi Orangutan
13Bouncing BeeblesClairvoyanceMortal Wound
14Iron WillFreyalise's CharmSummer Bloom
15EraseVeldtRighteous War

デッキ内容
緑生物緑呪文黒生物黒呪文その他
Chub ToadWing SnareKjeldoran DeadDark BanishingBarbed Sextant
Weatherseed TreefolkRegenerationNekrataalPillar Tombs of Aku9 Forests
Yavimaya ScionElven CacheCoercion5 Swamps
Multani's AcolyteSpider Climb
Weatherseed ElfSilk Net
Yavimaya GnatsRepopulate
Folk of the PinesMortal Wound
Wall of Pine Needles
Woolly Spider
Bull Elephant
Panther Warriors
Giant Caterpillar
Uktabi Orangutan


7/31(月)
 初戦は対JIU。

対戦成績:
対JIU戦 白黒
第1戦 ○
 互いに重いデッキらしく、静かに序盤が過ぎていく。突然Pox(*1)やJester's Cap(*2)などひどいカードがばしばし出て来て泣きそうになるが、Poxは互いに食らうものなので大きな問題はなし。Capはさすがに困るのだが、幸いにしてキーであるWeatherseed Treefolkは手に入っていたので、抜かれたカードは痛かったものの、5/3Trampleで死んでも手札に戻るという凶悪さを存分に発揮し、敵のDark Banishingも所詮はただの時間稼ぎ。むしろUntapしてターンを終えるのでブロッカーとしても使える。ゴリ押しで勝つ。

第2戦 ×
 序盤の対策がほとんどないので、小型生物に存分にぼこられて死ぬ。

第3戦 ○
 JIUマリガン2回で5枚スタート。精神的にかなり楽なスタートを切る。しかしデッキが重いので、序盤はExpendable Troop(*1)、Jamuraan Lion(*2)などに殴られる。Yavimaya Gnats(*3)やWall of Pine Needle(*4)といったIA防御生物でライフ損失を抑え、Yavimaya Scionで反撃に移る。Folk of the Pinesと並べて攻撃するが、敵もFog of Gnats(*5)で空から攻撃してくるので完全に殴り合い状態。序盤の損失差で苦しい展開になるが、WallにSpider Climb(*6)を付けて制空権を無意味とし、敵降伏。やはり大型生物がいると正面からぐいぐい押せるのが気持ち良い。

対omasu戦 赤黒
第1戦 ×
 ろくに生物が出ないので、ただ力任せに殴られて死ぬ。ガッデム。

第2戦 ×
 土地事故に陥り、7手目にしてようやく3マナ揃うが時既に遅し。12点分のライフハンデを与えた状態で、敵のIron-Heart Chimera(*3)、Brass-Talon Chimera(*4)といったChimera軍団に殴られ、トドメをLava Burst(*5)に刺されて死ぬ。ガッデム。


 最後は現役にして現在の居城チャンプであるTuft戦。

対戦成績:
対Tuft戦 青赤
第1戦 ×
 土地が来てやっとまともな試合に。生物が並ぶ戦況になり、いよいよ大詰めというところで、敵に最終兵器のPalinchron(*6)が出る。これで敵のターンに回したら最後敗北なので、詰めMTGとなる。ブロッカーを1匹でも排除すれば勝利だが、敵のMan-O-War(*7)に撃ったDark Banishing(*8)は無情にもIntervene(*9)でカウンターされる。
 実はこの場面になる前で互いに勝利を逃している。1ターン前の似たような状況で、敵のブロッカーであるPalinchronを排除するためにDark Banishingを撃ち、Palinchronはその特殊能力を生かして手札に戻り、攻撃に移った。がしかし、対空防御をつけたChub Toadは次の敵のターンの防御要員として攻めに行くのを諦め、結果として敵のライフを3点残してターン終了。
 この時、Tuftは既にInterveneを持っていたのだからカウンターすれば下手にピンチを招く必要はなかった。また、こちらもChub Toadを攻撃に参加させ、さらにFolk of the Pineに2点吹かせれば3点を削り切れて勝利を掴めたはずなのである。そして最後、Elven Cache(*10)により手に入れるカードをDark Vanishingではなく、Nekrataalにしておけば、カウンターされることなくブロッカーを排除できたのである。
 まあもともと相手のミスに乗じての2回のチャンスとは言え、2回ともミスをして逃がすとは全くもって不甲斐ない。これほど悔しい敗北もないものである。ガッデム。

第2戦 ×
 またも土地事故。マリガン2回にしてようやく土地が1枚来たので始めるが、以後ほとんどDiscardばかりで試合にならず。ガッデム。


 かくしてまた敗北だらけの居城杯が終わる。最大のミスは、デッキをいじっている最中になぜか減らしてしまった土地の数であろう。16か15で悩んで、断腸の思いで15にしたら実は後で数えたら14枚だったりする。ガッデム。

第4回 居城杯  優勝 Tuft
 ColorTuftJIUomasuTomatoTotal
Tuft青赤
2-1

2-0

2-0
○○○
6-1
JIU白黒×
1-2

2-0
×
1-2
○××
4-4
omasu赤黒×
0-2
×
0-2

2-0
○××
2-4
Tomato緑黒×
0-2

2-1
×
0-2
○××
2-5


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