ぽえ子日記 99年9月分




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9月 7日 火曜日

 ぽえ子が実家の知り合いという保険のおばちゃんに新しい保険に入ることを勧められる。いかに保険というものが金の無駄使いかをこんこんと2時間かけて説得して、先に実家に今回断ることを予め伝えることにする。

ぽえ子「あもしもし?うんあたし。あの保険の件なんだけどさ。え?おばちゃん来てるの?あ、いや、その、別に代わらなくても…」

 そして直接おばちゃんと話し合う羽目になったぽえ子に、いかに今回の保険が素晴らしいかを延々と説得される羽目になる。


9月 8日 水曜日

 映画「マトリックス」のCMをテレビで見ていると、

ぽえ子「いいなーこれ見たいなー、面白そうだなー」
私  「1ヶ月前くらいに俺が保険のおばちゃんから貰った試写会のチラシ見せた時、何て言ったか覚えてる?」
ぽえ子「なにそれ。そんなことあったっけ?」
私  「『なにこのつまんなさそうな映画。見ないよこんなの。どうせならもっと役に立つもの貰ってきてよ』と言ったんだけど」
ぽえ子「ふーん。全然覚えてない。また貰ってきてよ」
私  「…今度解約する保険のおばちゃんからか?」
ぽえ子「そんなの関係ないじゃん。貰ってきてよ」

 この女は絶対に鬼である。


9月18日 土曜日

 留守中に実家の方からはるばる保険のおばちゃんが来て、ぽえ子が新しい保険の契約を結んだらしい。

ぽえ子「じゃあ月々これだけ給料から引かれるから」
私  「ちょっと待て、こないだ話し合ったとき『あたしが半分払うから』って言わなかったか?」
ぽえ子「さあ。なんのこと?」

 やられた。また騙された。


9月26日 日曜日

 野良子猫を発見し、すっかり気に入って窓からずっと見つめるぽえ子。

ぽえ子「何か元気ないなあ」
私  「喉渇いてるんじゃないの?」
ぽえ子「え?」
私  「喉渇いてるんじゃないのかって言ったの」
ぽえ子「ああ、それなら大丈夫。さっき水やったから」
私  「いつの間に。じゃあ腹減ってるんだよ」
ぽえ子「え?何か言った?」

 子猫と一緒にポエムの世界に行きやがった。こうなると30分は戻ってこない。




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