プエルトリコ 対戦記 2002/9/22




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2002年9月22日 日曜日

 高校時代からの悪友どもを招いて5人戦。ボードゲームにはあまり馴染みがない面子だが、当時PC8801のM.U.L.E.なるPCゲームをさんざんやったため、意外に内容が似ているプエルトリコに対する適性は十分と思われる。

参加者5名:西山(仮名)、長谷川(仮名)、おます(仮名)、トウジ(仮名)、皇帝

1戦目

 5人戦での5番目というかなり辛いスタート。しかし他の4人が初プレイということでかなり気楽ではある。最初の建物は小さな市場。説明で宿屋と小さな市場は強いよという話をしたにも関わらず、農地を取るおます(仮名)のおかげで回ってくる。更にはみんな初心者であるがゆえに小さな倉庫もなんとか購入が間に合う。

 場の流れからタバコ生産になるが、市場を取ったからには店に売却してお金を回して建築型プレイをするのが理想にもかかわらず、港を取っての出荷型になってしまう。これは下家の長谷川(仮名)も同じタバコを生産し、かつ商館までゲットしてしまったことによる。下家をいじめるのはこのゲームの基本というか責任と思っているので、何かにつけて長谷川(仮名)を絞るが、その反動でその下家であるおます(仮名)に利益供与するシーンが増える。

 しかし長谷川(仮名)いじめはそれ自体がゲームになりそうなくらい楽しいので、ついつい度が過ぎてしまい、いつのまにかおます(仮名)に建築型で公邸を買わせることまで許してしまう。農地を持っているからボーナスは当然7点。そろそろ危機感を持つが、何しろ出荷型でVPを30も手持ちで持っているので楽勝だろうとたかをくくり、まだゲームは終わらないだろうと思って建物を買い控えたのが痛恨の敗着。おます(仮名)の手により移民チップ切れのゲームエンド。計算するとボーナス7点が効いてなんと1点差による逆転。2点の建物を何か買っておけば防げたあほくさい敗北。初心者たちへの教育という名目でダントツ勝利せねばならない立場が崩壊する。

<結果>
順位得点プレイヤー順序初建物タイプ
トップ41おます(仮名)2番手宿屋建築型
 2位40皇帝5番手小市場出荷型
 3位35西山(仮名)4番手
 4位30長谷川(仮名)1番手
 ドベ28トウジ(仮名)3番手


2戦目

 ルールが分かったところで引き続き2戦目。またしても長谷川(仮名)がトップバッター。1番手は初手を打てるものの、すぐに親が下家に回ってしまい辛い位置だということを理解したようで嫌がるが、決まったものは仕方が無い。初手は建築よりも開拓による採石場の方が良さそうだということも理解したらしい。こっちは3番手という割といい位置からスタート。初期配備がインディゴというのがちょっといやらしいが。やはり初期配備は生産施設の不要なコーンの方が楽である。

 今回も小さな市場ゲット。どうやら1番2番は宿屋の分かりやすい強力さに惹かれた模様。まあ確かに宿屋は人の確保において相当なアドバンテージを得るし、それ故に自ら市長を選択する必要がないのでアクションの自由度が高まるのは大きな利点だとは思う。が、初手で全財産をはたいて購入するとその後が続かないのである。資金繰りが重要なゲームにおいていきなり金になりにくい建物を買うことに関してはやや疑問が残る。

 優勢に踊り出たのは西山(仮名)。下家なのでとっぷりといじめるべきなのだが、回りが悪くてどうあがいても邪魔ができない辛い状態。売却を許してしまい、港と造船所を作られる。小さな倉庫もあるからいくら上家でもおいそれと手を出せるものではない。たまたま倉庫に人が入ってないタイミングを狙って出荷するなど、僅かな隙をも見逃さず、また他のプレイヤーを刺激して勝たせていいのかと煽動してやっと全員の意識が高まる。

 必死の妨害活動が実を結び、ギルドホール購入でなんとか追いつけそうな気配が見える。12名という記録的な移民があって、早期の入植者チップ切れでゲーム終了、最後にギルドホールボーナスを増やしたいがためにコーヒー工場購入を目論むが、金が1不足しているので建築アクションによる割引しか方法がない。だがその手前にまだ勝利を諦めていない長谷川(仮名)が、別に金が不足しているわけでもないのに10ダブロン建築物欲しさに建築アクションを取ってしまう。さっきいじめたのを根に持っている(というかこの面子は基本的に相互憎悪の上に成り立っている素晴らしい連中)ので、建築アクションを譲れという説得には耳も貸さず。仕方なしにゲーム中ほとんど売却できなかった腹いせに商人アクションでタバコ販売。さて計算してみると、意外と西山(仮名)の輸出ポイントが伸びておらず、なんと同点優勝。ルール上同着の場合は所持金合計で判定するので、最後の販売が効いて単独優勝。万歳。

<結果>
順位得点プレイヤー順序初建物タイプ
トップ38皇帝3番手小市場建築型
 2位38西山(仮名)4番手小市場出荷型
 3位35トウジ(仮名)2番手
 4位34長谷川(仮名)1番手
 ドベ31おます(仮名)5番手


3戦目

 徹夜のため朦朧としてきている者も出る中、最後にもう1戦。大分みんなルールに習熟してきてはいるが、何しろ徹夜なのでまだゲーム終了条件を満たしてから何人回るか分かってないおます(仮名)とかおます(仮名)とか分からん者が。徹夜のせいなのか個人的資質の問題なのかは微妙だが。3回目もまた長谷川(仮名)がトップバッター。好きだねコーン引くの。ガンパイですか。こっちは4位という好位置。初期配備コーンは実にいい。採石場の強さが浸透し、初手は開拓に固定した様だが、だからと言って建築が4人目まで回るってのはどういうことですかね。有り難く小さな市場を無料で頂戴する。

 販売重視の建築型にするかなと思いつつ、ふと普段作らないサトウキビはどんなものか試してみることにする。生産施設が大小あるので大量に作れる品種ではあるが、インディゴに比べるとコストが高いし、販売するにはコーヒータバコに比べて単価が安い。いずれにしても半端な作物なのだが、逆に言えば出荷型建設型どちらにもシフト可能とも言える。

 さっきの試合での西山(仮名)が見せた造船所の強さに惹かれて、とにかく序盤お金を貯めて造船所というのが流行る。9金を必死に貯める姿には胸を打たれるが、折角貯めたのに建築の回りから手前で西山(仮名)トウジ(仮名)と買われてしまった長谷川(仮名)の姿はもっと泣ける。仕方ないから港にするか、と買ったはいいがこれが全然機能しなかったことを考えれば、伝記にしたいくらいである。まあこのレポートで我慢してくれ長谷川(仮名)。

 本来絞り合う上家と下家が造船所という絆で結ばれ、とにかく生産出航という流れができあがってしまっては残りはうまくいくはずもなし。試験的なサトウキビ生産は、長谷川(仮名)とかちあってしまい、港で出荷型にいくのかと思いきやなぜか完全な建築型に鞍替えした長谷川(仮名)に先に売られる。その次は出荷ブラザーズなのでサトウキビはすぐ出荷されてしまう。造船所持ってる連中と出荷で争っても仕方が無いのだが、売りに出す機会が少なくて建築型とも言い切れない半端なポジションになってしまう。サトウキビの半端さにつられた形か。

 結局優勝争いはブラザーズに限定される。この面子は人をとにかく埋めたがるので市長アクションが多く、3回目もまた速攻で移民チップ切れ。得点計算すると西山(仮名)とトウジ(仮名)が同点優勝。判定しようにも所持金、在庫ともに空っぽなので完全引き分けかと思われたが、「あ、こんなところに1点あった」とかVPチットを出す西山(仮名)の疑惑の一手により勝敗が決する。

<結果>
順位得点プレイヤー順序初建物タイプ
トップ40西山(仮名)2番手宿屋出荷型
 2位39トウジ(仮名)3番手小インディゴ出荷型
 3位37皇帝4番手小市場建築型
 4位34おます(仮名)5番手
 ドベ31長谷川(仮名)1番手


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