トルネコ教育日誌 99年9月分




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9月26日 日曜日

 本日よりこの日記を書くことにする。題材はスーパーファミコン版トルネコの大冒険。丁度プレステ版のトルネコ2が発売されたことにより触発され、旧作を楽しむことにする。とは言っても、自分ではもう6,7年前の発売当初にやりこんで、発売元にクリアの写真を送付したほどの腕前なので、妃にやらせてみることにする。これはそんなゲームど素人の妃に対する、トルネコの教育過程を克明に記した日誌である。

 ちなみに最初のプレイは1週間ほど前に既に果たしている。最初に地下10階のダンジョンから王様の宝石箱を取って帰る、初級者用の「ちょっと不思議のダンジョン」があるのだが、逐一細かい指示を出すことにより、ほとんどルールを把握してない妃にも3回目くらいのプレイでクリアできてしまったのである。これが災いし、十分に成長し階段を上がって、かつては苦戦した敵をざくざくと倒す快感を早期に体験してしまったことにより、このゲームに最も必要な慎重さという要素を全く欠いた、ガサツな女になってしまったのである。

 いかにガサツかはいずれまた機を見て書くとして、とりあえずは本日のプレイである。現在中級者用「不思議なダンジョン」で、9回目のプレイに挑戦中。8回目は地下1階でゴースト3匹と立て続けに戦って為す術なく死亡。まあこれは不可抗力。とりあえず浅い階は指示なしでほっときたいのだが、なにしろ斜め移動がまだできないレベルで、また囲まれない為に通路に入るという概念もないので、かなり不要に苦戦する場合が多い。

 典型的な例はリトルグールである。これは叩くと分裂する敵で、不用意に部屋の中で戦うとあっという間に囲まれる。当然戦術を全くしらない妃はすぐ増やして悲鳴を上げるので、「そこの通路入って」と指示を出さざるを得ない。この妃はHPが満タンの時は妙に臆病な割には、あと一撃で死ぬというシーンにおいては全く何のためらいも見せない。どう考えてもトルネコに向いてない逸材である。

 そして斜め移動ができないということは、逃げる敵を追うなんて難しいことはまだ早い。笑い袋に金を取られて、部屋の壁沿いに一緒に走り回る有様である。斜め移動を駆使して先回りしないと永遠に追いつかないのだが、そう言っても突然あらぬ方向に走って見せる。Bボタンを押しながらなので、当然周りの状況など見ておらず、その間に笑い袋は通路に入って別の部屋に行く。そんなこんなで新たに登場する笑い袋にもまた金を盗まれ、文無しになりながらも必死に追いかけ、やっと見つけたと思いきや鬼面導師に飛ばされるというパターンを10回ほど繰り返す。ばかでまる。(茨城方面の方言、東京弁に直すと「ばかじゃん」)

 妃はゲームよりテレビを見ることが130倍くらいは好きなので、何か番組が始まる時間になるとパッと切りかえる。まあ笑われながらトルネコをやってりゃ仕方ないのかもしれないが。今日のプレイはここで中断。




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