Imperialism2 II 解説 目次




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ゲーム解説
 ターンベースシミュレーションであるImperialismの続編。長いので以後Imp2と略す。前作はやったことがないのでよく知らない。多種の資源をうまく使いこなし、新大陸の富を得て他の大国に差をつけ、戦争や外交でヨーロッパの半分を占領すれば勝利。


☆入手方法
 1999年発売のゲームなので、通常の方法で入手するにはいささか難しくなってきている。ただ日本語版が出ているので、通信販売の類ならかなりの確率で入手できるはず。安く入手したい人は、秋葉原のワゴンセールを狙うか、Yahoo!オークションで落札するか。オークションの場合、「インペリアリズム」のキーワードで検索すると大概2,3件は出品がある。


・各資源の解説
・序盤の戦略


☆勝利条件
 旧世界(ヨーロッパ)の全州のうち半数以上を取得すること。総数はランダムマップの場合変化するが、大抵60州前後である。獲得州のカウントは、「外交政策の指示」画面の「勝利条件の確認」で見るのが一番早い。州を取得できる方法は、以下の通り。

・6ある大国(イギリス、フランス、スペイン、ポルトガル、オランダ、スウェーデン)に対し戦争し勝利する。


・6ある小国(ドイツ、イタリア、スイス、スコットランド、デンマーク、アイルランド)を吸収する。吸収するには、他の大国がその小国に宣戦布告したときに最も関係のよい国になっていると庇護を求めてくるので、それを受け入れ軍事介入する。副作用でその大国と戦争状態になる。

・外交コマンドの「帝国編入」に相手が応じた場合。帝国編入コマンドを実行するには終盤に獲得できる技術「帝国建設」を修得している必要がある。対象国と友好的関係になっていないと成功する見込みはほとんどない。大国でも小国でも対象にできるが、大国を編入する方が難易度が高い。


☆ゲーム開始時にすること
 Imp2は多くのSLGと違い、1ターン目から全てのコマンドが使用可能になっているので、初期指示を的確に出しておかないといきなり出遅れることになる。ただ各コマンドの選択肢は当然少ないので、それぞれのボリュームは大したことはない。なお難易度が入門から初級程度を前提としている。それより上になるとクリアできてないので。

・首都地域の選定
 オプションでONになっている場合のみ。自領の中で適した場所を選択してクリックする。首都は海沿い(もしくは川沿い)でかつ平地(沼、山、丘以外の地形)に設置する必要がある。難易度が高くなると、この場所一つで命運が変わってくるので要注意。他の大国と国境を接している州など絶対にやめた方がいい。

・輸送状況の確認
 ゲーム開始時に首都近辺で開発している地形はごくわずかだが、だからこそ何の資源が入手できているかチェックする必要がある。画面下の5アイコンの内、1番左の「輸送画面」をクリック、もしくはショートカットキー「1」。大抵の場合は少しの食料と、1単位の木くらいのものである。

・労働者の割当
 ゲーム開始時の労働力は見習いが4人という泣きそうな状態から始まる。画面下の5アイコンの内、左から2番目の「労働画面」をクリック、もしくはショートカットキー「2」。この画面には3つのパネルがあり、画面上のアイコンで移行する。左から生産パネル、ユニットパネル、労働者パネル。いずれのパネルでも各種資源の在庫状況は共通。生産パネルは労働者の割当状況を見ることができる。まずは労働者を増やすために羊毛を布にする指示を与えておく。資源在庫は、原木と鉄鉱石、食料(穀物と肉類)に着目しておくこと。
 生産パネルでは、初期保有分の布を全部使って見習労働者を増やす。食料輸送量が少ないので、すぐこれ以上の増員は更に食料危機を招くとアドバイザーに警告されるが無視する。要は食料在庫が尽きる前になんとかすればいいのである。

・市民ユニットの雇用
 「労働画面」内のユニットパネルで、初期保有分の紙を使って市民ユニットをいくつか雇用しておく。序盤に欲しいのは、建築士と探検家とスパイ。ただ建築士は木材と鋳鉄がないと結局遊ばせることになるので注意。探検家の使い方は後述。スパイは敵大国の首都に置いて技術開発を盗む用途に使う。

・資源売買の提示
 画面下の5アイコンの内、左から3番目の「交易画面」をクリック、もしくはショートカットキー「3」。どうせ序盤のちょっとだけある在庫を売っても意味がないので、すぐ必要になる原木と鉄鉱石、羊毛の内足りないものを買い付ける。買い付けと売り込み指示は各3品目まで出せる。いきなり加工品を買い付けてもいいが、高い上にまず誰も売ってくれない。

・外交指示
 画面下の5アイコンの内、左から4番目の「外交画面」をクリック、もしくはショートカットキー「4」。まず欲しい資源を産出する小国に通商領事部(可能なら大使館)を設置する。また大国全部に同盟を申し込む。断られるのは当たり前で構わない。敵はひとりひとり絞っていかないと、世界全部を敵に回す訳にいかないのである。

・開発技術の選択
 画面下の5アイコンの内、一番右の「開発画面」をクリック、もしくはショートカットキー「5」。Civシリーズと同様、科学技術の発展により優位になっていくが、あれほど複雑なツリーになってないし、技術の効果は一つだけと単純なのであまり身構える必要はない。資源開発Lv2の技術は取得しても木材・鋳鉄がそんなに揃わないので急ぐ必要なし。 新世界の切り取りを見越して、槍騎士や馬曳砲兵辺りを目標に設定して必要な技術を選択しておく。良く分からない場合はCOMに委任すると軍事技術優先で勝手にやってくれる。
 なおデフォルトでは数百の金を毎ターン取られることになるが、必要に応じて金額の増減が可能。0にすると全く進まないが、他国がその技術を修得していると遅くはあるが開発が進む。その国の首都にスパイを送り込むと開発速度が向上する。金を節約しながら技術レベルで追いつくための常套手段。どの国がその技術を修得したかは公開情報なので、スパイを送りこんでなくても技術名の下にある旗の色で判別できる。

・探検家の資源探索
 山、丘、沼、砂漠を探索し、各種鉱石が産出できるかどうかを確認する。建築士は確認された資源でないと開発できないので、探検家がいないとゲームが進まない。最初は首都から近い順に山か丘を探索し、とにかく鉄鉱石を見つけることが第一。沼には錫しかないのだが、これも割と早くから青銅作りに必要になるので、山と丘の探索が終了次第探索。
 なお探検家は敵大国の領土以外ならどこでも探索可能。自領を探索したら、次は新世界の黒い未探索エリアを明るくする任務が待っている。こうなると5人くらい欲しくなってくるユニットである。

・建築士の地形開発
 各種資源の収入量を上げるために、資源のある地形を開発する。Lv1から最大Lv4まで上げられるが、Lvに応じて必要な木材・鋳鉄の量が2のLv乗で増えていくのに注意。また開発してもそれを港まで運搬する経路がないと何も意味がない。最初は首都から一番近い木材を開発する。できれば既に運搬経路が確立しているところ。

・建設技師の道路敷設
 港から開発した地形まで道路を引いてやらないと、内陸部の資源は回収できないので建設技師の役割は重要である。道路はそのマスに直接引かなくても、隣接マスまでで運搬経路が確立するので、よく地形を見て最小限の道路で済ませられるように引く。なお道路は既存の道路があるマスから移動して初めて引くことができるので、なるべく一筆書きになるようにすると効率が良い。これは後から道路を鉄道にするときにも役立つ。最初の道路は森の方向に向かって引くことになる。どうせ鉄鉱石はまだ見つかってないであろうから。

・海軍の移動
 初期海軍として3隻のキャラック船が与えられている。この内2隻を海外に出して新世界の探索に、1隻は残して貨物の運搬に使用する。2隻はばらばらの方向に出し、新大陸の輪郭を早く掴むよう心がける。




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